今週末15日(金)~16日(土)東京・品川のコンファレンスセンターにて、第20回日本心血管画像動態学会が開催されます。今回は高沢謙二会長のもと、多くのFFR関連のプログラムを予定しています。
・ 特別講演:Nico HJ Pijls
(16日10:50 ~ 11:50)
Coronary pressure, fractional flow reserve, and the clinical consequences of the FAME study.
Nicoが久々に来日されることになりました。言わずと知れたFFRの概念を考案された先生であり、FAME studyの発案・責任者であります。Over viewから今後の展望まで幅広いお話を聞けるものと期待されます。
・シンポジウム1: 画像診断・機能診断を予後予測に活かす
(15日9:50 ~ 11:50)
冠疾患治療においては予後をTargetに治療を組み立てていく意義が再認識されてきていますが、画像診断・機能診断をその評価にどう活かしていくか、それぞれの立場からの最新の知見がうかがえるものと思います。民田先生からFFRによる予後予測の話もきかせていただける予定です。
・シンポジウム2: 冠微小循環障害の冠循環動態を見極める
(15日13:00 ~ 15:00)
まさに主催者の個人的な興味を前面に出したようなシンポジウムです。心筋外血管(冠動脈)の狭窄に対する治療のみでは予後を十分には改善できないことは明白であり、今後さらなる予後改善を目指すためには心筋灌流をTargetとした、すなわち冠微小循環に対する治療も考えていかなくてはならないのではと感じています。そのためにはまずしっかりとした評価方法を確立していく必要があり、このシンポジウムを企画いたしました。川崎医療福祉大学の後藤真己先生からの特別講演と、5人の演者からの非常に興味深い演題が並んでおります。今回の超・目玉です!
・合同シンポジウム: Multimodality eraにおける循環器画像・機能診断法の選択
(16日13:00 ~ 15:00)
放射線科の先生方との合同シンポジウムです。このなかでもプレッシャーワイヤーを用いた冠微小循環の評価としてIMRの話題を提供する予定です。
・一般演題: 冠循環・冠内圧
(16日9:00 ~ 9:50)
FFRの演題3題、IMRの演題1題、冠循環の演題1題が集まりました。いずれも興味深い発表が期待されます。
詳細はホームページからぜひご覧いただきたいと思います。
http://www2.convention.co.jp/20jscid/
当日はぜひぜひ会場まで足をお運びください。
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